« 2013年8月 | トップページ | 2014年2月 »

2013年9月

2013年9月30日 (月)

9月22日「河合書道教室」第12回開催!

こんにちは,京都大学の河合です!
8月はお休みをいただいたので,2か月ぶりの書道教室です(^^)

1_800x600


2_800x600

今月の課題字は,9月の異名「菊咲月(きくさきづき)」です。

加えて,19日に見えた月が大変きれいだったので,
それを記念して「仲秋」「うさぎ」を加えました。
名月,ご覧になりましたか?見事な満月でしたね!

Model7_800x377


Model8_800x566

書道の世界では,半切(はんせつ)という大きさの紙があります。
タテ140cm×ヨコ35cnで,たいてい和室に飾られている掛け軸は
この大きさとなっています。

そしてこの日,ついにこの半切に挑戦する方が現れました!
数か月前から,部屋の一角に大きな下敷きを「意味ありげに」
敷いておいた甲斐がありました(笑)

3_800x600

半紙と半切,字面ではたった一文字の違いしかありませんが,
いざ書いてみるとその難易度は雲泥の差があるのです。

半紙では,とりあえず文字を書けば形になりますが,
半切の場合はそうはいきません。
文字の大小,緩急,潤滑といった多様な変化をうまくつけつつ,
同時に作品全体の一体感や統一感を持たせなければならないのです。
これが半切の難しさであり,また楽しさでもあります。

「手紙の字がうまく書ければそれでいい」という方こそ,
きっとこの半切に魅力を感じていただけると思います。


この日挑戦された方は,半切を一枚だけ書かれました。
実はこの半切,書いてみるとわかりますが,ものすごく疲れるのです。

それもそのはず,普段は2~4文字を書いて一息つけるところ,
半切では15文字くらい集中して書かねばなりません。
しかも,体を動かしながら書きますので,足腰への負担もあります。
こうしたことに絶えず気を遣いながら書くのですから,
一枚仕上げるのも一苦労です。

4月の書道教室のときにも,高校時代に書道部だった女性が
さらさらっと書かれていましたが,あれこそ経験者のなせる業ですね。
ですがそのぶん,書き上げた時の達成感は,半紙の時とは比べものになりません。

大変なだけ魅力がつまっている半切,今後とも挑戦者求む!

4_800x600

こちらの母娘,久慈秋まつりに行く前に立ち寄ったとのこと。
7月の書道教室につづき2回目の参加です。

親子ならんで書く姿は本当に微笑ましいものです。

そしてその奥に座っているのは…

5_800x600

ご存じ,すっかり常連さんの中学生です!

この日は,「菊」第5画目の転折(おれまがり)を集中特訓!
前に座っている女性(先ほど紹介したお母さん)が上手に書いているのを見て
「なんでこんなにうまく書けるのー!?」と悔しがりつつ,
最後はとても上手に書いていました。
その感覚,来月まで忘れないでね!(>_<)




終わり頃,自然と震災当時の話題になりました。

震災後のお話はこれまでよく聞いてきたのですが,
「震災の渦中」のお話をきちんと聞くのは今回が初めてでした。

今にも失われそうな我が娘の命を,周囲の助けを得ながら
かろうじて救い切ったお話に,ただ言葉を失うばかりでした。

今はこうしてお互いに笑いながら(写真の私は笑いすぎですが…)
話せていても,その背後には2年前の惨劇がたしかにあったのだということを,
改めて,むしろ初めて,実感できたように思います。

この書道教室が,新たな一歩のためのささやかな踏み台になれば,
小さくても続けている意味があるのだろうと信じています。

6_800x600

*追伸その1*

8月19日から29日にかけて,学会発表のためインドネシア(ジョグジャカルタ)に
行ってきました!
野田村での書道教室をポスター形式で発表したところ,みなさん大変関心を
寄せてくださって,「すごく大切な活動だと思うからぜひ続けてほしい」
「私も参加したい」という,ありがたいコメントをいただきました。

いつの間にか,発表している時間よりも書道パフォーマンスをしている時間のほうが
長くなってしまったのは,ここだけの秘密。

7_800x300

*追伸その2*

9月中旬に,とある勉強会でいつもお世話になっている方のご依頼を受けて,
イスラエルからいらっしゃった研究者の方のために書道教室を開催しました。
京町屋の一室を借りたこともあり,初めての書道をとても楽しんでくださいました。

漢字が全くわからなくても,筆で書かれた“何か”を「美しい」と感じてくれることを
嬉しく思うとともに,「この書線はどう書いているのか」と,
さながら日本人学習者のように的確に質問してくる様子に,驚きを隠せませんでした。

書道に国境はないことを強く悟った瞬間でした。

8_800x300

2013年9月29日 (日)

7月29日「河合書道教室」第11回開催!

こんにちは,京都大学の河合です!
2日目は,いつもの和室でゆったりと楽しみます。

1_2

今回の課題字は,7月の異名「文月」の語源といわれている
「文披月/書披月(ふみひろげつき)」と,
七夕にちなんだのであろう「愛逢月(めであいつき)」です。

Model4_800x566


Model5_800x566

さて,一昨日の書道教室に来ていた女の子(抜け目なく勧誘済み!笑)は
来てくれたかな…?

2_2

…二人とも来てくれました!\(^o^)/
写真は,うれしさのあまり挙動不審になっている河合先生。

3_2

お孫さんを連れてきてくれるなど,この日は子どもが多く集まりました。
みんな元気いっぱいで,見ているこちらも自然と笑顔になります。

4_4

先月から使い始めた朱墨!
当初は私のほうが緊張していましたが,だんだん慣れてきました。


今日の発見は,大人と子どもの取り組み方の違い。

大人の方の多くは,一筆一筆を慎重に入れていきます。
久しぶりに筆を執るという方は,特に「おそるおそる」という感じです。

話をお聞きすると,昔は紙が大変貴重だったため,一枚一枚を大切に扱うとのこと。
半紙がもったいない時は新聞紙に書いて練習していたそうです。

半紙が真っ黒になるまで使っている様子を見ますと,
日ごろの自分の姿勢を反省させられます…

5_2

それに対して,子どもはそんなこと全くお構いなし!
ためらいなく次々と筆を入れ,一枚また一枚と紙を使っていきます。

さらに驚くべきは,「毎回すべて違う言葉を書いていく」という神業!

ほとんど考える時間なしに,「野原」「ゆう気」「学級」「気もち」「子ども」
「夏」「岩手」「黄色」…と目まぐるしく書いていきます。

考えてみればすごいことです。
「何でもいいから書いてください」と急に言われて,果たして躊躇なく書けるでしょうか。

私なんかは「こんなどうでもいい言葉は書けないな,じゃああの言葉はどうだろう,
いやでもなんかなぁ…」などと,過剰に理性を働かせて(他人の目を気にして)
逡巡してしまうのですが,この子たちにはそのストッパーがありません。
思いついた瞬間,何の抵抗もなく書いてしまうのです。

こういう光景に立ち会うと,「自分の思いを素直に表現する」ということの深みを感じます。

6_4


7_2

こうした紙の山を見ると,懐かしい第1回の書道教室の中学生を思い出します。

今回の2人の女の子とは違い,彼女はすでに学校で書道を経験していました。
にもかかわらず,あのときの驚異的な取り組みかたは,
今回の女の子たちとそっくりでした。

一般に書道は“カタクルシイもの”として捉えられていますが,子どもたちにとっては,
自分の体内から「何か」をひたすら外に放出していく機会になっているのかもしれません。

ちなみに,その中学生の女の子は,書道教室に来ると
いつも学校生活の愚痴を次々と話してくれます…満面の笑顔で^^





*追伸*

毎日書道展という公募展で,佳作賞をいただきました!

タテ120cm×ヨコ90cmの紙に「透」と書いています。
これまでの作品が不健康でぎこちないものばかりだったので,
さわやかで明るい作品を書きたい!と思い,この字を選びました。

できるだけ“読める”字を書こう…と心がけていますが,
「こんなの読めないよ…」という声も多く,反省です。

次回はもっといい作品を書きます!

9

7月27日「弘前中央高校書道部」野田村にキター!!

こんにちは,京都大学の河合です!
なんと!6月につづきまたもや2日間書道三昧になりました。

第一日は,弘前中央高校書道部のみなさんと顧問の工藤隻葉先生が,
書道パフォーマンス&書道教室のために野田村にいらっしゃいました!

1_600x800_2

まずは,体育館のフロアを使って,高校生による書道パフォーマンス!
音楽に合わせながら色鮮やかにダイナミックな作品を書き上げました。

2_800x600_2

パフォーマンス後は,総合センターに場所を移して,
工藤先生による書道教室!

講師の工藤隻葉先生は,ヨーロッパで個展を開かれるほどの国際派書道家です。
持ち味は繊細優美な書風で,明るく快活なお人柄とのギャップが
さらにその魅力を引き立てています。

「単に硯に向かって技術を磨くだけでなく,日々の生活のなかで心を耕すことが大事」
というお言葉が特に印象的でした。

その極意を体得せんと,今回は私も受講者として参加!

3_800x600_4


河合書道教室の常連さんも多く参加!

4_800x600_2


5_800x600_2

小さなお子さんもかわいらしく参加!
(明日も来てくれるかな?次の更新を乞うご期待!)

6_800x600


弘前中央高校書道部の生徒さんも!
カメラに対するその瞬発力,将来大物になるぞ!

7_600x800_2

各々が書いた作品は,前方のボードにどんどん張り出していきます。

8_800x600


9_800x600


10_800x600

以前,学生さんが外からやってくることについて話していた野田村の方は,
「ただ来てくれるだけでありがたい。若い人の元気な声が聞こえると
村全体が元気になる。」とおっしゃっていました。
書道を楽しむ学生さんの姿に,心がぽかぽかとしたのは私だけではないでしょう(^^)

また弘前中央高校書道部のみなさんと会えるときを楽しみにしています!

6月23日「河合書道教室」第10回開催!

こんにちは,京都大学の河合です!
第2日は,生涯学習センターにて月例交流会です。

1


2

6月は「水無月」という別称が有名ですが,
ほかにも「涼暮月」「風待月」という洒落た言い方もあります。
(「風待」という言葉を気に入られた方が数名いらっしゃいました)

Model1_800x563


Model2_800x566

今回は特に「珍しい」タイプの字を書かれる方が多くいらっしゃいました。

Model3_800x377

「面白い字ですね」「こんな字が書きたかったんです」という語りをお聞きして,
書道の魅力を体で感じていただける機会となったのではと思います。

書道にかかわる者としてとても嬉しい瞬間です。

3


4

ほかにも,親子で仲良く取り組む姿がみられました。
微笑ましいですね!(^^)

5

実はこれまで,添削用朱墨の使用を意図的に控えていました。
というのも,みなさんが書道に対してもつ抵抗感のルーツをたどってみると,
多くの場合,小中学校の書写教育にあったからです。

「自分の字を一方的に否定された」「手本以外の字は認められなかった」…
こういった苦い経験の中には,いつも朱墨が付きまとっていたはずです。

しかし今回,私にとって驚愕の出来事が!

なんと,ご自身が書かれた字を朱墨で添削してほしいと,
参加者のほうからお願いをいただいたのです。
「朱を使ってもらわないと,どう直せばよいかわからないから」と。

もちろん,単にその方が朱墨に対する嫌悪感をもっていなかっただけ
なのかもしれませんが,それでも私にとっては青天の霹靂でした。

同時に,参加者のみなさんとの信頼関係の深まりを実感した
嬉しい瞬間でもありました。

7

いつものように,私が個別にコメントをしているときでも,
自然に他の参加者が集まって学びあいの場になります。

今や,この書道教室が堂々と誇ることのできる文化のひとつとなりました。

8

7月につづきます!

6月22日「河合書道教室」第9回開催!

こんにちは,京都大学の河合です!
6月の書道教室は,なんと2日間連続開催でした。

初日は泉沢仮設住宅!

2月以降なかなか開催できなかったのですが,
「楽しかったのでまたやってほしい」という声を多くいただきまして,
このたび4か月ぶりに開催しました。

1_800x600

当日はお昼からバーベキューを控えていたため,なんと朝9時スタート!

さすがにこんな朝っぱらから開催するのは初めてでしたが,
予想以上に多くの方に来ていただけて,ほっとひと安心。

2_800x600


3_800x600


4_800x600


5_800x600

いろいろな層の参加者が集うのがこの書道教室の大きな特徴ですが,
今回は特にそれが顕著に表れていました。

お年寄りの方だけでなく,親子や留学生(!)も参加くださり,
会場全体が明るい雰囲気に包まれていました。

6_800x450


7_800x600

こちらのおじいちゃんは,「歳徳神」という言葉を書かれています。

恵方に位置し,その年の福を司る神さまのことです。
昔お父さんがこの言葉を書にして神棚に飾り,
新年になると家族みんなで拝んでいたそうです。

「こうした風習がなくなってしまうことは悪いとは思わない。文化というのは
時代とともに移り変わっていくものだから。」

自分の中の思い出を大切にしながらも,その郷愁に埋没せず
今を見据えるそのお姿が大変印象的でした。



最近よく思うことなのですが,「書いているときの顔」と「書いた後の顔」は
ずいぶん違うなぁと感じます。

書いた後は,みなさんとても晴れやかなお顔をされます。
「楽しかった」と素朴に満足感を露わにされる方もいれば,
「暗い気持ちが晴れた」とかみしめるように語る方もいらっしゃいます。


しかし,書いている最中は事情が全く異なるようです。
誰一人として笑っている人はいない。話している人もほとんどいない。

ただひたすら眼前の書に向き合い,
自分だけの時間を自分のペースで過ごされています。


実は先日,京都・祇園の建仁寺というお寺で早朝座禅を体験してきました。

座禅において大切なのは,心身を<いま,ここ>に集中させ,
心に次々と浮かんでくる感情や雑念を(受け入れるのではなく)
「受け流す」ことなのだそうです。

この時間を丁寧に過ごすことによって,
まわりの人に対する配慮や寛容さが生まれ,
少しずつ幸せにつながるのですね。

「両手を合わせて拝む姿が,もっとも美しい」とは当日お説教をされたお坊さんの
言葉ですが,
私なりに言い換えれば「筆を執って書に臨む姿が,もっとも美しい」と
思います。

書道教室が,みなさんの日常の中のよい「息抜き」の時間になればと願っています。

2013年9月24日 (火)

9月21日「第1回コナモンWORLD選手権」開催!

こんにちは、京都大学の河合です。
9月21日に開かれました「第1回コナモンWORLD選手権 野田村大会」に
参加してきました!

1_800x600

…「コナモンWORLD選手権」って何ぞや?
それは、各参加団体が「これこそ世界一や!」と誇るコナモンを提供することで、
いわば「腹の底から」交流を深めていこう、というイベントです。

記念すべき第1回は、野田村にあるチーム北リアス事務所の
交流スペースにて開催されました。


まずは全体の様子からどうぞ!

800x600
800x600_2

800x600_3

ときに行列ができるほどの盛況っぷりに、ワクワクがとまりません!
そんな心ときめくメニューを提供してくれたエントリー団体はこちら!

①チーム刈羽
「見て笑顔、食べるともっと笑顔、決め手はさっぱり生姜ソース!かりわスマイル焼」

2_800x600
具がスマイルになっていて素敵!魅惑の生姜ソースの作り方は門外不出だそうです…

②チーム野田
「お口の中でジュワっと広がる芳醇な香り、これがJiMoToの力だ!しいたけお好み焼き」

3_800x600
一個まるまるのシイタケの上に、1日かけて漬け込んだシイタケを乗せるという贅沢!

③チーム弘前
「イカだってメンチカツになれる、これこそ真のイカ料理じゃなイカ!いがめんち」


4_800x600
肉はないけどイカはある~♪津軽の郷土料理にこんな美味しいものがあったなんて!

④チーム八戸
「粉さえ使えば立派なコナモン、これがまた絶品なので問題なし!せんべい汁」

5_800x600
鶏だしと鯖だしの二種類とも美味!
(あまりの美味しさに、以前筆者は5杯いただいたことがあります…)

⑤チーム関西ユナイテッド
「渥美料理長絶賛のソースを使用、あえてシンプルに勝負!元祖お好み焼き」


6_800x600
関西勢の相次ぐ不参加により一時は孤軍奮闘かと思いきや、
愛弟子たちからの同情…もとい心強い支援を得て人気ブースに!

お腹も膨れ始めたころには、合唱会や竹製おもちゃづくりが開かれ、
笑顔と笑い声の絶えない時間が流れていました。
(竹とんぼ遊びなどに熱中しすぎて、おもちゃ作りの写真を撮り忘れてしまいました。
すみません!>_<)

800x600

さて、「第1回コナモンWORLD選手権」栄えある優勝は…

800x600_2

チーム刈羽のみなさんでした!おめでとうございます\(^o^)/
優勝した刈羽村には、まるでどこかの仮装大賞で優勝でもしないと
もらえそうにない、立派なトロフィーが授与されました。


800x600_3

こうしていろいろな地域から人が集い、語らい、笑いあえる機会というのは、
そこに参加する全員の気持ちと行動がいっしょになって初めて生まれる、
かけがえのないものなのだなぁ。
そんなことをしみじみと思いながら、充実感でいっぱいになった心(とお腹)を
感じていました。

震災後、どうしても「復興」という言葉に追い立てられることの多い中、
<いま、この瞬間>を安心して受け入れ楽しむことのできる時間というのが、
本当に得難いものになっています。
その意味で、このような交流イベントや、手前味噌ですが書道教室などと
いった機会が、細く長く続いていくことの大切さを、改めて心に刻んでいます。

第2回は、なんと今回優勝した刈羽村で開催されるとのこと。すでに来年が
待ちきれません!
私もまた看板を書きに行きますね~!(^^)

このたび12時間近くかけて来てくださった刈羽村のみなさん、本当にどうも
ありがとうございました!!
また笑顔で会いましょう!!

追伸;
書道教室に関する更新が長らく途絶えていますが、みなさんのご支援のもと着実に開催を続けております。
更新までもうしばらくお待ちください…m(__)m

« 2013年8月 | トップページ | 2014年2月 »

2015年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ